プリセプターさんの成長 ~プリセプター研修を開催して~
プリセプターシップとは、新人ナースの看護業務の遂行に必要な能力開発を目指し、実務経験をもつ先輩が職場の協力を得ながら、マンツーマンでサポートするシステムです。プリセプターになれるということは、良きマネージャーへ成長できるということです。プリセプターを任された看護師さんは、成長した自分を自覚する一方で、自分に新人看護師さんの教育が出来るのだろうか…と不安を抱えています。そのため、プリセプターが抱える不安や悩みを解決できるように、2回に渡ってプリセプター研修を開催しました。
新人看護師さんが看護業務や知識・技術を身につける上で大切なことは、配属された部署に「自分の居場所」ができるかどうかと考えています。1回目の研修では、グループワーク形式で「新人看護職員が求める指導のあり方」について学びを深めてもらいました。2回目の研修では、ロールプレイ形式で「新人看護師の特性に応じたコミュニケーション技法を習得する」ことを学んでいただきました。研修に参加したプリセプターの皆さんは、指導に関する知識や技術だけではなく、新人看護師さんの強みを見つけ、伸ばす関わりを学習してくれました。
最近、新人看護師さんが一人でできることが増え、笑顔で患者さんと話をしている光景を多く目にします。これは、新人看護師さんに真摯に向き合い、寄り添ってきたプリセプターさんの努力の賜物だと感じます。まだまだ中盤ですが、新人看護師さんの個性を大切にしながら、これからも一緒にサポートしていきたいと思います。
人材育成・採用担当主任 小川
【6月に開催された1回目研修グループワークの様子】
【8月に開催された2回目研修ロールプレイの様子】