実践モデルの看護主任の活躍 ~主任会での活動をOJTに繋げていく~
今回は、看護師のキャリアの一つとされる看護主任という役割や活動について紹介をしたいと思います。看護主任の主な仕事は、師長の補佐をはじめ、部署目標に沿って病棟全体の看護業務がスムーズに行えるサポートをすることや、患者の看護目標が達成できるように実践モデルとなりスタッフを教育することです。その際、お互いの立場になって考え、解決策を一緒に導き出したり、看護師個々の能力を最大限に発揮し最善の看護ができるような職場環境を作れることが望ましい姿です。
主任会では、役割を遂行するため毎年テーマを決めて活動をしています。2020年主任会のテーマは「新人看護師教育」でした。どのような環境であれば、新人看護師さんが安心して職場環境に適応し独り立ちできるのか、主任同士で悩みながら活動してきました。4月~12月までの活動テーマは「新人看護師教育について困った場面の対応や進捗状況の把握の方法」「2~3年目看護師の教育方法」「職場の人間関係について」などです。会の運営で工夫したことは、コミュニケーションを通じて学ぶことや考えることに面白さを感じてもらえるよう、劇や演習を取り入れたことです。
今、看護主任は一丸となって、新人看護師さんを取り巻く環境を支えています。また主任会での学びをOJT(業務を通じて仕事をする上で欠かせない知識やスキルを身に着ける育成方法)に繋げ、部署全体で育てるために動いています。新人看護師さんが離職せず成長しているのも、看護主任の尽力が大きいと感じています。これからも、看護主任一人ひとりのカラーを活かしながら、活躍していきたいと思います。
演習や劇の様子
OJTの様子
人材育成・採用担当主任 小川