プログラム

専門研修プログラムの概要と特徴

本専門研修プログラムは,専攻医が整備指針に定められた麻酔科研修の到達目標を達成できる専攻医教育を提供し,地域の麻酔診療を維持すべく十分な知識・技術・態度を備えた麻酔科専門医を育成する.麻酔科専門研修プログラム全般に共通する研修内容の特徴などは別途資料麻酔科専攻医研修マニュアルに記されている.

臨床研究、症例報告を通じてリサーチマインドを形成できるよう指導し、活発な学会活動、論文作成を目標とする。

本研修プログラムでは,山口県の地域中核病院で主に研修を行い、集中治療やペインクリニックなどのサブスペシャリティ部門も併せて研修できる利点がある。また周産期母子センターがあるため、小児麻酔症例や参加麻酔症例が多く、周産期医療に興味がある専攻医にとっては魅力的なプログラムを備えている。研修終了後は,山口県の地域医療の担い手として県内の施設で就業が可能となる.

専門研修プログラムの運営方針

  • 研修1年目は,専門研修基幹施設で研修を行う.
  • 研修2年目から山口大学病院において最先端医療に伴う麻酔管理、集中治療、ペインクリニックを含む様々な症例を経験する.
  • 研修4年目は専攻医のニーズに応じて周産期管理や集中治療やペインクリニックをローテーションできる.
  • 地域の小規模病院にて麻酔研修を行い、地域のニーズを考慮できる医師育成に努める。山口県の地域医療維持のため、山口県内市中病院での研修を基本とする。
  • 研修内容・進行状況に配慮して,プログラムに所属する全ての専攻医が経験目標に必要な特殊麻酔症例数を達成できるように、ローテーションを構築する.
  • 研修中、適宜学会発表や論文作成を行い、リサーチマインドの養成ならびに学生への教育を通じて指導力の構築を目標とする。
研修実施計画例
年間ローテーション表
標準コース 周産期コース
3年度前期 専門研修連携施設(大学病院) 専門研修連携施設(市中病院)
3年度後期 専門研修連携施設(大学病院) 専門研修連携施設(市中病院)
4年度前期 サブスペシャリティ研修施設 専門研修基幹施設(県総)
4年度後期 サブスペシャリティ研修施設 専門研修基幹施設(県総)

 

週間予定表
県総合医療センターの例
午前 手術室 ICU 手術室 ペイン 手術室 休み 休み
午後 手術室 ICU 手術室 ペイン 手術室 休み 休み
当直 当直

平日当直は1回 / 週程度、休日当直は2回 / 月程度