更年期障害について

更年期を知りこの時期を上手にのりきりましょう

更年期とは、女性が閉経をむかえる時期(年齢的には45歳~55歳頃)をいいます。
この期間はホルモンの大きな変化や年齢的にも身体的な衰えを生じたり家庭環境の変化も多く様々な因子が複雑に絡み合ってこれまでになかった症状があらわれることがあります。

更年期かな?と思われたら次の項目をチェックしてみましょう。
簡易更年期指数(小山・1993)

 症状 症状の程度
点数 症状群 割合
 顔がほてる 10 6 3 0   血管運動神経系症状 46
 汗をかきやすい 10 6 3 0  
 腰や手足が冷えやすい 14 9 5 0  
 息切れ・動悸がする 12 8 4 0  
 寝つきが悪い・または眠りが浅い 14 9 5 0   精神神経系症状 40
 怒りやすく・すぐイライラする 12 8 4 0  
 くよくよしたり・憂うつになることがある 7 5 3 0  
 頭痛・めまい・吐きけがよくある 7 5 3 0  
 疲れやすい 7 4 2 0   運動神経系症状 14
 肩こり・腰痛・手足の痛みがある 7 5 3 0  
 合計点              

 

簡易更年期指数の評価法

0~25点=問題なし
 26~50点=食事・運動に気をつけ、無理をしないように
 51~65点=更年期外来で生活指導カウンセリング、薬物療法をうけたほうがよい
 66~80点=長期(半年以上)の治療が必要
 81~100点=各科の精密検査をうけ、更年期障害のみである場合は、更年期外来で長期の治療が必要
  (小山嵩夫:更年期・閉経外来-更年期から老年期の婦人の健康管理について
   日本医師会雑誌109(2):259-264、1993による、一部改変)