中央放射線部

Q:ほかの病院で同じ部位の撮影をしたが,被ばくは大丈夫ですか?

Q:1ヶ月の間に何度も胸部写真を撮ったが白血病やがんの心配はありませんか?

 

上記のような内容の質問を患者さんからよく受けます。

私たちは、日常生活をしている中で、宇宙や大地・空気中や食物から1年間に2.4ミリシーベルトの自然放射線(表1参照)を浴びています。それに対して、胸部撮影1回の被ばく線量は約0.1ミリシーベルトとごくわずかです。また,白血病やがんになる可能性が生じる線量は、一度に1000ミリシーベルトを越える量を浴びた場合で、この放射線量以下では心配はいりません。

自然放射線の内訳 (単位:ミリシーベルト)

宇宙から 0.36mSV
空気中のラドンから 1.30mSV
食物から 0.33mSV
大地から 0.41mSV