がん治療

手術

手術療法は、がんを周囲の正常部分を含めて切除するとともに、転移を起こす可能性のあるリンパ節を切除する治療法です。血液がんを除くほとんどのがん治療の第一選択とされています。しかし、すでに遠くの臓器に転移を起こしているステージでは、手術療法のみで治すことは困難となります。

手術療法は、体に対する侵襲が大きな治療法です。できるだけその侵襲を小さくするために小さな傷で行う胸腔鏡・腹腔鏡手術を当院でもがんの手術に積極的に取り入れています。胸腔鏡・腹腔鏡手術は傷が小さく、筋肉の破壊も小さいため術後の痛みが少なく早期より離床、歩行などが開始でき早期の回復が望めます。しかし、逆に大きな手術が有効な場合もあります。遠くの部位への転移がなく、がんがその部位のみで広がっているような場合です。周囲の臓器や組織を大きく切除すればがんが切除できるような場合では、切除する範囲、臓器によって、それぞれ専門としている外科系の科が合同で拡大手術を行います。当院には腫瘍再建形成外科部があるため、切除範囲が広すぎて皮膚や筋肉を用いた再建が必要となる拡大手術にも対応できる体制が整っています。

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腫瘍再建形成外科部

皮膚軟部組織あるいは頭頚部の悪性腫瘍を手術で切除した場合には、欠損部に変形が残るため、患者さん、医師が大変な努力をしてがんが治ったとしても、後の生活が非常に不自由になってしまいます。従来であればがんを切除した後だからと納得されていた変形でも、最近では形成外科的再建までを希望される患者さんが増えてきています。
具体的には頭頚部のがん、あるいは乳がんなどの手術があり、耳鼻科や外科などががんを切除する際にも再建を得意とする形成外科があれば、切除をしっかり行うことができます。また機能的、整容的な再建が得られることから社会復帰も容易となります。

当院には形成外科医が常勤しており、従来から合同手術により再建を含めた腫瘍切除術を行ってまいりましたが、平成14年10月から腫瘍再建形成外科部を開設し、頭頚部、乳房などの再建を必要とする腫瘍切除術および腫瘍切除後の変形の再建を行っています。

スタッフ紹介

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放射線治療

放射線治療は、手術、化学療法とともに「がん治療の三本柱」といわれ、がん治療の中で重要な役割を担っています。放射線治療は化学療法と併用することが多く、手術にくらべ、比較的進行したがんに対する治療のイメージがありますが、近年の治療機器の進歩により、早期の肺癌などでは、放射線治療のみで根治が望めるようになってきています。また、根治を目的とする以外にも、がんによる痛みの軽減や症状の緩和にも有効な治療法の1つです。

厚生労働省の統計からは、日本人の2人に1人はがんにかかり、65歳以上の高齢者の占める割合は25%を超え、さらに増加をたどるとされています。放射線治療は機能と形態の温存が可能で、身体的負担が少ない治療であり、今後、ご高齢で手術や化学療法ができない患者さんの増加が予想されることから、さらに重要な位置を占めてくると思われます。

当院では、円滑に放射線治療が進められるよう、がん治療に携わる医療スタッフによるカンファレンスを定期的に行い、できるだけ早く放射線治療が開始できるように努めています。また、放射線治療の適応に関わらず、放射線治療について聞いてみたいというご希望があれば、ご説明することも可能ですので、お気軽にご相談ください。

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化学療法

がん治療に用いる薬剤は、がん細胞を殺してしまう薬剤(殺細胞性の抗がん剤)、がん細胞の表面の目印にくっついて細胞増殖を抑える薬(分子標的薬)、がんをやっつける免疫細胞が十分に力を発揮できる様に助ける薬(免疫チェックポイント阻害薬)などがあり、これらの薬剤を単独や組み合わせて、がん化学療法を行います。

当院では、抗がん剤による治療方法をすべて登録制にしています。治療薬の推奨量、制吐薬などの支持薬、必須の検査などをセット化し登録することで、抗がん剤投与ミスを防ぎ、副作用の早期発見、対策のもれがないようにしています。また、外来での治療を円滑に行うためにがん治療を専門とする薬剤師、看護師が常駐している抗がん剤治療専用の外来治療室を設置し、外来で行うすべての抗がん剤治療を担当しています。利用数は年々増加しており、2020年度は1日平均29.2名、延べ7,076名の利用がありました。

化学療法は、いかに副作用を予防し、対策するかが鍵となります。当院では医師、薬剤師、看護師だけでなく、栄養士、歯科医師、がん相談支援センターなどさまざまな職種が協力し安全に治療が続けられるよう体制を整えています。

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緩和ケア

緩和ケアについて

がんなどの病気を抱える患者さんとご家族に対し、病状の変化や治療中の多くの苦痛を、少しでも和らげるよう支援する医療です。

緩和ケアチームとは

病気を診断されたとき、治療中、再発あるいは転移が分かったときなどに、患者さんとご家族は心身の苦痛を感じます。緩和ケアチームは、主治医とともに、様々な職種のスタッフがチームを組んで、苦痛を和らげるために対応します。

緩和ケアチームの構成メンバー

  • 医師(麻酔科・外科・内科・放射線科・神経科) … 6名
  • 看護師 … 6名(緩和ケア認定看護師1名を含む)
  • 薬剤師 … 2名
  • 理学療法士 … 3名
  • 栄養士 … 1名
  • がん相談支援センタースタッフ … 3名

緩和ケアチームの活動

定期的あるいは随時、症例検討会をおこなっています。よりよい入院生活を送れるよう、主治医や担当看護師と共に緩和ケアを提供します。

緩和ケアチームへのアクセス

緩和ケアチームのサポートを希望される方は、担当医師・看護師などの医療スタッフにお気軽にご相談ください。また、がん相談支援センターもご活用ください。

緩和ケア集合研修会

緩和ケア集合研修会については こちら

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がん治療を担当する診療

胃がん・食道がん・大腸がん

脳腫瘍

子宮がん・卵巣がん

肝臓がん・胆道・膵臓がん

前立腺がん・腎腫瘍・膀胱腫瘍

肺がん

口腔がん

皮膚がん

乳がん

骨軟部腫瘍

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がん相談支援センター

がんに関する相談窓口です。

患者さんやご家族からの がんに関する疑問や不安、悩みにお応えするため、「がん相談支援センター」を開設しています。専従の医療ソーシャルワーカーと看護師がお話を伺い、一緒に考えます。相談内容により医師、薬剤師、管理栄養士などの病院内スタッフと連携を取りながら、相談に対応します。当院に受診されていない方からの相談も受け付けています。

たとえば、こんなときご相談下さい

  • がん相談センター相談風景がんに関する情報を探したい(がんゲノム医療に関することも含む)
  • がんの治療や検査について聞きたい
  • セカンドオピニオンについて知りたい
  • 誰かに不安な気持ちを聴いてもらいたい
  • がんの医療費がいくらかかるのか心配
  • 緩和ケアや在宅介護について知りたい
  • 医療者とのコミュニケーションに悩んでいる…
  • 転院について相談したい
  • 治療と仕事を両立したい
  • がんと診断されても妊娠・出産を考えたい

その他お気軽にご相談下さい。秘密は厳守致します。がんに関する図書貸出について(PDF)

医療相談室・がん相談支援センター・地域医療連携室の場所

地域医療連携室・医療相談室・がん相談支援センターの行き方マップ

相談担当 看護師・医療ソーシャルワーカー
相談時間 8時30分 ~ 17時15分
※ 土・日・祝日・12/29 ~ 1/3を除く
費用 無料
窓口 1階正面玄関横 医療相談室
連絡先 【TEL】0835-22-5145(直通)
【FAX】0835-22-5745(直通)
【E-mail】soudan@ad127ssucq.smartrelease.jp(専用)

 

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がん患者サロンのご紹介

 
 

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治療と仕事に関する相談

仕事と治療両立支援相談窓口の様子 
治療と仕事を両立させたい方、新たに仕事を始めたい方を応援します
 

  • 治療が必要だが働きたい。
  • 自分の体調・病状にあった仕事を見つけたい。
  • 今の仕事を続けたいが、職場から退職を促されている。どうしたらよいか。

このような悩みをお持ちの患者さんやご家族の方はお気軽にご相談ください。

両立支援相談窓口、ハローワーク長期療養者就職支援窓口が対応します。
(他院に通院中の方のご相談もお受けしています)

 

治療と仕事の両立支援相談窓口

対 象:現在、仕事に就いていて職場復帰や治療との両立を考えている方
 開催日:第2・4水曜日
 時 間:11時00分から15時00分
 場 所:1階 医療相談室
 連絡先:0835-22-5145(医療相談室 直通)
 その他:要予約・相談料無料

ハローワーク長期療養者就職支援窓口

対 象:病気療養中で仕事を探したいと考えている方
 開催日:第1・3水曜日
 時 間:11時00分から15時00分
 場 所:1階 医療相談室
 連絡先:0835-22-5145(医療相談室 直通)
 その他:要予約・相談料無料

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がん診療に係る主要機器

ライナック(治療)

主な対象がん 脳腫瘍・肺がん・上顎がん・咽喉がん・乳がん・食道がん・転移性脳腫瘍(RS)
診療方法 強力な放射線を体外から、正常な組織には少なく、がんには強い線量を照射。
診療目的 体外から放射線を照射することにより、手術せずにがんを治療。
RS(定位放射線治療)は1日で治療。
有用性 胃がん・腎がん・肝がん・膵がんは、照射困難だが、その他のがんには照射可能。
ラジオサージュリーの使用により、脳腫瘍の治療が可能。

 

乳房撮影装置(診断)

主な対象がん 乳がん
診療方法 0.1㎜以下のものも分かるようなX線像を撮る。
診療目的 小さな石灰化や繊維性変化で、がんの有無を見る。
有用性 0.1㎜以下のものも分かる。一般に触診より早期に分かる。
エコー検査後、確定診断としての撮影。

 

全身用コンピューター断層撮影装置(CT)(診断)

主な対象がん 脳腫瘍・肺がん・縦隔腫瘍・肝がん・後腹膜腫瘍
診療方法 0.33秒/回転で64スライスのデータ収集を行い、3D(立体画像)に画像処理する。
診療目的 がんの大きさ、形、周囲の変化から外科的治療、内科的治療の指針にする。
有用性 患者は、5~10分間寝ているだけ。
1㎜程度の肺がん、肝がん、リンパ腺転移骨転移等周囲の変化が分かる。

 

超伝導型磁気共鳴断層撮影装置(MRI)(診断)

主な対象がん 脳腫瘍・骨腫瘍・脊髄腫瘍・子宮がん・副鼻腔がん・前立腺がん
診療方法 体を高磁場におき、電波を共鳴反射させて、体の水素の状態を捉えて断面像にする。
診療目的 頭蓋底から顔、頚、脊髄、骨盤などの複雑な骨の近くの腫瘍の診断に特に役立つ。
有用性 良・悪性の判断がCTより分かりやすい。最も見やすい平面で撮れる。
骨に邪魔されないので、脳脊髄、軟骨が見やすい。さらに、脳血管、大動脈も分かる。

 

シンチレーションカメラシステム(診断)

主な対象がん 甲状腺がん・骨腫瘍・悪性リンパ腫・リンパ腺転移・脳腫瘍
診療方法 一つの臓器に集まる薬に放射線を出す薬をくっつけて、注射し、その患者をシンチカメラで30分位かけて撮影。
診療目的 甲状腺がんが、見やすい。骨転移が、分かりやすい。どこにあるか分からないがんを探す。
有用性 目的とする臓器だけが写る。全身像を撮ることができる。

 

血管造影診断撮影システム(診断)

主な対象がん 脳腫瘍・肝がん・膵がん・腎がん・小腸がん・膀胱がん
診療方法 血管に造影剤をチューブから流してX線撮影する。
診療目的 血管が、がんで侵されている像やがんの血管を写し出すことにより、
大きさ・形状を浮き彫りにする。
有用性 がんが、どの血管の系統にあるか、がんの位置、周囲との関係について 最も精密に分かる。
がんの血管に抗がん剤を流すこともできる。

 

マイクロセレクトロンHDRシステム(治療)

主な対象がん 子宮がん
診療方法 体腔内に放射線源を入れ、ピンポイントでがん細胞に放射線を照射する。
診療目的 ピンポイントで、がん細胞に放射線を照射し治療を行う。
有用性 手術と同様な成果。

 

DRX線テレビ装置(診断)

主な対象がん 胃がん・食道がん・大腸がん
診療方法 通常の食道、胃検査及び注腸検査方法。
診療目的 がんの発生部位、形状、進行状態の把握。
有用性 食道等の早い動きのある部位や胃、腸の煽動のある部位をタイミング良く撮影することができる。

 

DRX線テレビ装置(内視鏡併用)

主な対象がん 肺がん・胆のうがん・十二指腸がん・総胆管がん・膵がん
診療方法 気管支や胆管・膵管に内視鏡ガイドでチューブを入れ、造影剤を注入し、X線撮影。
診療目的 それら管腔の圧迫、閉塞の形を捉え、がんの大きさ、位置を知る。
有用性 がん存在の正診率は血管撮影と同様に高い。抗がん剤注入治療にも大いに役立っている。

 

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地域がん診療連携拠点病院

当院は、平成16年度に厚生労働大臣により、「地域がん診療拠点病院」に指定されました(平成18年度から「地域がん診療連携拠点病院」)。今や、国民の2人に1人が がんに罹患し、3人に1人ががんで死亡する時代です。男性では、胃がん、肺がん、大腸がん(結腸がん・直腸がん)、前立腺がんが上位を占め、次いで肝臓がん、食道がん、膵臓がんの順になります。女性では、乳がん、大腸がん(結腸がん・直腸がん)、 胃がんが多く、次いで肺がん、子宮がん、膵臓がん、肝臓がんの順となります。

このようにわが国に多いがんについて、その対策のための体制確保を目的として「地域がん診療連携拠点病院」が構想されました。当院の対象地域は、山口・防府保健医療圏‐山口市・防府市‐となります。

これまでも全国がん(成人病)センター協議会の施設メンバーとして、積極的にがん診療に取り組んでまいりましたが、今後はさらに地域の医療機関等とも密接に連携を図り、山口・防府保健医療圏全体のがん診療の質の向上に努めてまいります。

地域がん診療連携拠点病院とは

「がん診療連携拠点病院」は患者さんが国内のどこに居住していても「質の高いがん医療」を受けることが出来るように、国が定めた整備指針に基づき、都道府県がん診療連携拠点病院並びに地域がん診療連携拠点病院が指定されました。都道府県がん診療連携拠点病院は山口県に1病院、山口県二次保健医療圏の地域がん診療連携拠点病院は、当院を含めて5病院が山口県から推薦され国から指定されました。

2次医療圏別のがん診療連携拠点病院等一覧表

2次医療圏 医療機関名 病院の種類 制度の種別 当初指定
岩国 岩国医療センター 地域がん診療連携拠点病院 国指定 H14.8
柳井 周東総合病院 地域がん診療連携拠点病院 国指定 H17.1
周南 徳山中央病院 地域がん診療連携拠点病院 国指定 H15.12
山口・防府 山口県立総合医療センター 地域がん診療連携拠点病院 国指定 H15.12
宇部・小野田 山口大学医学部附属病院 都道府県がん診療連携拠点病院 国指定 H19.1
下関 済生会下関総合病院 地域がん診療連携拠点病院 国指定 H27.3
長門 長門総合病院 地域がん診療病院 国指定 H27.3
都志見病院 地域がん診療病院 国指定 H27.3

 

特定領域がん診療連携推進病院(肺がん)

医療機関名 制度の種別 当初指定
山口宇部医療センター 県指定 H27.3

 

地域がん診療連携拠点病院の指定要件

  1. 手術、放射線療法および化学療法を効果的に組み合わせた集学的治療および情報提供
  2. 緩和ケアの提供および「がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会」の開催
  3. 地域連携クリニカルパスの整備および協力体制
  4. キャンサーボードの設置および定期的な開催
  5. 医療従事者などの研修会実施
  6. セカンドオピニオンの提示体制
  7. がん相談支援センターの設置およびがん患者への広報活動
  8. 院内がん登録の実施および地域がん登録への協力
  9. PDCAサイクルの構築

 

地域がん診療連携拠点病院の役割

  1. 専門的ながん医療の提供
  2. 地域におけるがん診療連携の協力
  3. がん患者さんに対する相談支援および情報提供

 

当院は、上記の地域がん診療連携拠点病院の役割を担い、地域住民のみなさまに質の高いがん医療を提供していくべく努力してまいります。

がん対策基本法の基本理念

  • がん研究の推進とがん予防・診断・治療等に係る研究成果の普及・活用
  • がん患者の居住地域にかかわらず適切な医療が受けられる体制の整備
  • がん患者の意向を尊重した治療方法等が選択されるような医療提供体制の整備
院内がん登録の実施

がんと診断され、治療を受けられたすべての患者について、がんの診断、治療、予後に関する情報を登録する仕組みです。

院内がん登録は複数の病院が同じ方法で行うことで、病院ごとの比較や各病院におけるがん診療の実態の把握、がん診療の質の向上とがん患者への支援、さらには国のがん対策の基礎データとして用いることができます。

当院は、国が指定する登録様式(がん診療連携拠点病院院内がん登録標準登録様式(2016年版))に準拠して院内がん登録を行っています。

緩和医療の提供

医師、看護師、薬剤師等で構成する緩和ケアチームによる緩和医療の提供を行っています。

研修会・研究会の開催

院内ならびに地域医療機関の医療従事者に対し、がん診療に関する研修会・研究会を開催しています。

>>緩和ケア研修会修了者名簿

情報提供

地域におけるがん診療に関する情報を各医療機関に、また一般へ、適切に広く公開しています。

がん相談支援

当院には「がん相談支援センター」「医療相談室」「地域医療連携室」が設置されており、あらゆる医療相談に対応しています。がん患者個人・家族の医療相談にも積極的に取り組んでいます。
また、がんと診断されて不安や悩みをもったがん患者・家族が、がん体験者や家族同士で話をすることが出来る「がん患者サロン」も設置しています。

がん相談月別件数

2021年度

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 合計
221 159 255 174 224 186 191 155 178 157 156   2,056

 

セカンドオピニオン外来

セカンドオピニオンとは、「第二の意見」と呼ばれるように、病気で診断を受けられた場合に、診断結果や治療方針、治療方法について主治医以外の医師から意見を聞くことを言います。主治医以外の意見を聞くことで、診断や治療が適切なのか、他に良い治療方法がないのかなど、より納得のいく治療を受けることが可能となります。

当院では、セカンドオピニオン外来(予約制)を設置し、医師が相談をお受けしています。

地域連携パスの整備

当院では、「がん診療連携拠点病院の整備に関する指針」に基づき、がん診療における医療機関の役割分担と地域連携を進めています。

現在では、がん医療の質の保証と安全の確保を図るため、地域連携パスの整備が求められています。

胃がん・大腸がん・乳がん連携リスト

2020年12月1日

病院名 胃がん 大腸がん 乳がん 肺がん 備考
かわむら内科・大腸クリニック      
三田尻病院  
山口博愛病院    
防府消化器病センター・防府胃腸病院      
甲嶋内科    
桑陽病院      
黒田クリニック      
たにがわ医院      
古屋敷医院      
緑町三祐病院    
しみず医院      
松本クリニック     (大腸は診察のみ)
山本内科      
中司内科    
森下外科      
岡澤医院      
寿町クリニック      
ひらた内科呼吸器科医院        
渡辺内科・呼吸器科        

 

在宅緩和ケア

住み慣れた場所で生活の質を保ちながらそれぞれの暮らしを続けていただくために、当院は山口・防府圏域の医療機関、訪問看護ステーションなどと連携し、在宅緩和ケアのサポートをしています。

がんリハビリテーション

手術や抗がん剤治療、放射線治療などを受けることにより、運動麻痺、摂食嚥下障害、浮腫などの障害をおこすことがあり、QOLも低下します。

当院では、がんの治療とともに、リハビリテーションにより患者さんの回復力を高め、残っている機能を維持・向上させて今までと変わらない生活が送れるよう支援しています。

がんリハビリテーション月別単位数

2016年度

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 合計
153 284 205 123 244 192 282 257 226 200 130 169 2,465

 

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がん情報サービス

国立がん研究センター(がん情報サービス)http://ganjoho.jp/public/index.html

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健康やまぐちサポートステーション

http://www.kenko.pref.yamaguchi.lg.jp/jumyou/gan/index.html

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