眼科

医師紹介

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平野 晋司 ひらの しんじ
診療部長 / 平成10年卒
緑内障 / 網膜硝子体
資格
  • 日本眼科学会 眼科専門医

メッセージ

緑内障について

緑内障は眼圧が高い、または、その人の眼にとって高めの眼圧により視神経に障害を受け視野狭窄が進行していく病気です。

緑内障には色々な原因や病態があります。病型や進行の程度によっては、すぐに手術が必要な場合もありますが、ほとんどの緑内障では点眼加療を中心とした薬物加療を継続的に行っていくことになります。

緑内障は慢性に経過することが大部分であるため、特に代表的な緑内障である原発開放隅角緑内障(正常眼圧緑内障を含む)では、点眼薬による加療が中心となります。多くの緑内障点眼薬は1日1〜2回の点眼回数ですが、毎日決まった回数で点眼を継続する事が重要になります。現在、緑内障に対する唯一確実な治療法は眼圧下降ですが、その他に視神経や網膜の血流改善治療や神経保護治療も補助的に行われることがあります。

緑内障は初期には自覚症状がほとんどありませんが、進行して視野狭窄が起こると回復することはないため、早期発見、早期治療が重要な疾患です。また、定期的な眼圧検査、視野検査などは、基本的にはどこの眼科でも検査可能です。長期的に経過を見る必要があるため、「かかりつけ医」の眼科を継続的に受診することを勧めています。