脳神経外科
医師紹介
長綱 敏和 ながつな としかず |
部長 / 平成10年卒 |
脳神経外科全般 / 定位・機能神経外科 |
資格
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メッセージ
水頭症の外科治療、痙縮の外科治療
水頭症は、脳の中に脳脊髄液(脳や脊髄を保護している水)が過剰にたまってしまう病態です。歩行障害(歩幅が狭くなる、歩くのが遅くなる)、認知症状(物忘れ、意欲の低下)、尿失禁が主な症状です。はっきりとした原因なく高齢になって生じる水頭症は「特発性正常圧水頭症」と呼ばれます。歩行障害、認知症状、尿失禁などの症状は、高齢になるとありふれた症状ですが、特発性正常圧水頭症は外科治療(シャント手術)により、症状の改善が見込める病態です。水頭症の診断から外科治療まで当科で行っています。
痙縮は、脳や脊髄の病気により、筋肉に力がはいりすぎて、体や手足が動かしにくくなる病態です。原因は、脳卒中、脳性麻痺、脳炎、頭部外傷、精髄損傷、痙性対麻痺などさまざまです。痙縮を和らげる治療として、当科ではバクロフェン髄腔内投与療法を行っています。