血液内科
血液内科は、血液悪性疾患だけでなく、貧血や血小板減少症、出血性疾患に至るまで幅広く血液疾患に対する診断と治療を行っています。山口県内の拠点病院として、HIV感染症の診療も行っています。
白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫に代表される血液腫瘍性疾患は、高齢化に伴い増加傾向にあります。化学療法を中心とした治療法の開発も日進月歩であり、これらの疾患に対しては、よりよい寛解や治癒をめざした治療が期待できるものとなってきています。
当科では、エビデンスに基づいた標準的治療を提供することを第一としていますが、常に新しい治療も行えるように心掛けています。診療設備面では6床の無菌治療病床(クラス1000)を備え、治療強度の高い化学療法や白血球減少期の管理を安全に行えるようにしています。悪性リンパ腫や多発性骨髄腫に対しては、自家末梢血幹細胞移植を併用した大量化学療法も行なっています。同種造血幹細胞移植については、山口大学病院等の認定移植施設と連携して治療を行なっています。最近では、外来化学療法を選択する方も増加しており、可能であれば積極的に通院治療に対応しています。
また、西日本に患者の多いマダニ媒介性ウイルス感染症である重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の診療や治療研究においては最先端の取組みをしております。
血液内科病棟スタッフ
患者さんの療養生活を明るく支えることをモットーにしております。
病棟には無菌治療室が6病室あり、できるだけ安全に強力な化学療法が受けられる環境を提供しています。
外来治療室には専任の看護師が配属されており、落ち着いた環境で化学療法を受けることができます。