皮膚科
医師紹介
山田 隆弘 やまだ たかひろ |
診療部長 / 平成5年卒 |
皮膚悪性腫瘍
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資格
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メッセージ
悪性黒色腫に対する新しい化学療法
日本での悪性黒色腫(いわゆる「ほくろガン」)の患者数は約4000人、年間約700人が悪性黒色腫により死亡しているという報告があります。悪性黒色腫は急速に進行する症例がある一方、手術後10年以上経って再発することもあり、まずは病気の特徴について御理解いただけるよう心掛けています。
悪性黒色腫に対する化学療法は最近数年間で急速に進歩しています。現在の「根治的切除不能悪性黒色腫」の治療は分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬が中心です。血液検査や画像検査に加えて腫瘍の遺伝子変異検査を行い、患者さんに適した治療法を選択できるようになりました。更に、免疫チェックポイント阻害薬は悪性黒色腫術後補助療法としても検討されており、これまで以上に「再発予防」にも積極的に取り組んでまいります。