耳鼻咽喉科・頭頸部外科
医師紹介
竹本 剛 たけもと つよし |
診療部長 / 平成11年卒 |
耳鼻咽喉科 / 頭頸部外科 |
資格
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メッセージ
当科は耳鼻咽喉科一般を広く扱っていますが、特に、進行頭頸部癌の治療が多いのが特徴です。進行頭頸部癌の治療は、患者さんの生命だけではなく、治療後の生活の質をいかに維持できるかが重要です。例えば、喉頭癌の手術をすれば、声を失うことがあったり、咽頭癌の手術をすれば、飲み込みが悪くなったり、などです。あるいは、手術をせずに放射線治療を行い、機能は温存できても、放射線の晩期障害に長く苦しんだり、誤嚥が多くなって肺炎が起きてしまう、などもあります。そのため、我々は、治療を考える際に、治療後の患者さんの生活の質についても深く考えるようにしています。それはすなわち、患者さんの人生を一緒に考えることだと思います。たとえ癌が治っても、生活の質が悪ければ、良い人生とはいえないかもしれません。生活の質(Quality of Life、 QOL)だけではなく、治療後の人生の質(Quality of Survival Life)をより良いものにするため、質の高い世界標準の治療を提供することを心がけています。